「家族が出かけている間に、一人で出かけるなんて。」
昔の私は、そんなことさえ後ろめたく感じていました。
今思えば、とても不思議ですよね。
でも当時の私には、それが当たり前だったんです。
自分のためにお金を使うのが怖かった
出産後、授乳枕が欲しいと言えなかった話を前に書いたけれど
やっぱりいつまでも自分にお金を掛けることに罪悪感を感じていました。
お金を一番稼いでいる夫を優先するべき。
子どもの学習や体験にお金を掛けるべき。
そのために、自分のことは最低限で我慢しなくちゃ。
そう思って、欲しい物より安いもの。
やらなくていいことは極力やらないようにしていました。
そんな私が、自分のためだけに1000円を使うなんて、考えたこともありませんでした。
スーパー銭湯へ行った日
そんなある日。
知人が、平日の昼間の空いているスーパー銭湯で
自分の時間をのんびりと過ごしていることを聞きました。
調べてみると、4駅隣に駅から歩いていけるスーパー銭湯を発見。
平日昼間なら1000円。
「これくらいなら・・・」
そう自分に言い聞かせながら、思い切って行ってみることにしました。
受付を通って脱衣所に行くと、女性のお客さんは私の他に二人だけ。
ほぼ貸し切りのスーパー銭湯。
湯船に浸かると
青い空がゆっくりと流れていました。
とっても気持ちいい・・・はずでしたが
心はずっとモヤモヤザワザワ。
「みんな仕事をしたり、学校へ行っているのにこんなことをしていていいのかな?」
「贅沢じゃないかな?」
「夫に知られたら嫌味とか言われるかも」
そんなことばかりが頭をよぎります。
誰に何も言われていないのに
勝手に怒られる未来を想像していたんです。
でも、もうお金払っちゃったし!
と、開き直ったんですよね!
せっかくだから元を取るまでしっかりと楽しもう!
そう思って、岩盤欲や露天風呂、ジェットバスも楽しみ
仮眠までして夕方までのんびり。
帰る頃には、気持ちがふっと軽くなり、また家事と仕事を頑張ろうと思えたのです。
少しずつ、自分を満たすことを覚えた
このスーパー銭湯に行ったことがきっかけかもしれません。
少しずつ自分を満たすことを始めました。
とはいえ、急に変われた訳ではありません。
やっぱり
「贅沢かな?」
「なんだか悪いかな・・・」
そう思う日もたくさんありました。
でも、一つだけ変わった事があったのです。
それは「私も頑張っているんだから、自分を大切にしてもいい」
そう思える日が、少しずつ増えていきました。
自分を大切にすることは、
特別な贅沢ではありませんでした。
私にとっては、
「私は私を大切にしていい。」
そう自分に許可を出す、小さな一歩だったんです。

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